5分で学ぶ!「環境モデル都市」について

皆さまは、「環境モデル都市」について、ご存知でしょうか。何となく、環境に良い取り組みをしている都市なのかなあとイメージされると思いますが、具体的には、どのような都市を指すのか、分からないことも少なくないかと思われます。

今回は、【5分で学ぶ!「環境モデル都市」について】を解説していきます。


環境モデル都市とは

それでは、「環境モデル都市」とは、どういったものなのでしょうか。その呼び名からも想起できるように、「環境に対する取り組みにおいて他都市のモデルになるべき都市」とのことなのですが、具体的には、どういった都市を指すのでしょうか。以下、詳しく説明していきたいと思います。


概要

「環境モデル都市」とは、日本全体を低炭素社会に転換していくべく、温室効果ガスの大幅削減など高い目標を掲げて先駆的な取り組みにチャレンジする都市を指します。

「環境モデル都市」として選定をおこない、またその事業に対して支援することで、未来の低炭素都市像を世界に提示するモデルを作るといったものになります。地域資源を最大限に活用することで、低炭素化と持続的発展を両立する地域モデルの実現を先導する都市を目指すものです。


これまでの経緯

「環境モデル都市」選定の視点や基準としましては、以下の5つがあります。温室効果ガスの大幅削減目標を作成している。他都市に比べて、先導性があり、モデル性がある。加えて、地域に馴染む形で仕組みとして適応している。

アイデアの段階だが、実現可能性が高く、持続的な取り組みが可能である。以上5点が、「環境モデル都市」選定の視点や基準となります。

平成20年度においては、下川町、帯広市、千代田区、横浜市、飯田市、豊田市、富山市、京都市、堺市、檮原町、北九州市、水俣市、宮古島市が上記の5つの視点や基準を満たしているとのことで、選定がなされました。

平成24年度においては、東日本大震災を契機に、低炭素まちづくりを全国に一層普及させるべく、全国の40から50の都市において追加選定が実施されました。最終的には、つくば市、新潟市、御嵩町、神戸市、尼崎市、西粟倉村、松山市の7都市が選定されています。

同様に、平成25年度においては、ニセコ町、生駒市、小国町の3都市が選定となりました。


地中熱ヒートポンプ導入事例

ニセコ町が「環境モデル都市」に選ばれた背景には、いくつかの取り組みがありますが、その中のひとつに、地中熱ヒートポンプの導入があります。

例えば、ニセコ町民センターは年間の利用者が約5万5千人の公民館であり、昭和50年度に建設され、平成23年度に大規模な改修となりました。その際、ガラス素材の見直しによる断熱性の向上や、地中熱ヒートポンプによる冷暖房の使用によって、温室効果ガスの削減に大きく貢献できることになりました


温室効果ガスの削減目標

ニセコ町において、基準年である1990年度には約4.6万トンであった二酸化炭素排出量は、2014年度には、約6.3万トンまで増加していました。それを、2050年には、約0.6万トンまで引き下げるといった温室効果ガスの削減目標を掲げています。1990年度に比べ、約86%の削減を目指すとのことで、ニセコ町の本気度が現れているものと思われます。

ニセコ町にとって今ある自然を守りながらも、さらに活かしていくことは、未来の産業を守ることにつながっていることでしょう。そして、地球環境問題に積極的に取り組むといった事業は、ニセコ町を更なる世界ブランドへと発展させるポイントになるかと思われます。そのため、かなりの削減目標を設定しているのでしょう。


環境モデル都市としての3つのアクションプラン

「環境モデル都市」としての具体的なアクションプランとしては、以下の3点となります。


観光分野での省エネ・再エネ利用

温泉排水や温泉熱利用を促進し、観光施設の省エネ化や再エネ化の導入支援が行われています。観光客からの新たな目的税を環境活動へ還元したり、観光事業者の更なるCO2排出抑制の啓発をしたりと、積極的な活動をおこなっています。


エネルギー転換

地熱や温泉熱、そして地中熱を組み合わせたエネルギーの供給の仕組み作りや、モデル地区づくりをおこなっています。町内の民間会社による水力発電からの電力の購入や、地域主導型再生可能エネルギー供給組織の立上げを支援しています。


家庭における取り組み

家庭内においての省エネによるコスト削減効果の情報提供や、インセンティブを高める仕組みづくりをおこなっています。


まとめ

今回は、【5分で学ぶ!「環境モデル都市」について】をご紹介しました。最後までお読みいただき、有難うございました!


 

 知っておくべき!宿泊税のコト!

倶知安町では、観光客を中心とした交流人口を増加させ、魅力あるまちづくりを展開するための施策を実現する財源として、法定外目的税である「宿泊税」の導入を検討してきました。結果として、2019年(平成31年)4月19日、総務大臣の同意を得ましたので、お知らせしたいと思います。

今回は、「知っておくべき!宿泊税のコト!」について解説していきます。


そもそも宿泊税とは

宿泊税は、ホテル又は旅館に宿泊する方に課税される法定外の目的税という位置づけであり、平成14年10月1日から実施されています。宿泊税の税収は、国際都市東京の魅力を高めるとともに、観光の振興を図る施策に要する費用に充てられます。ホテル又は旅館の経営者が、宿泊者から税金を預かり、1か月分をまとめて翌月末日までに当該施設の所在地を管轄する支庁に申告して納めるものとなっています。


世界の宿泊税

本質的に宿泊税は、域外からの来訪者への対応にかかる経費(投資を含む)について、来訪者に一定の負担をお願いする意味あいをもつ税です。これは、住民がそこに居住し、公共サービスを受ける対価として住民税を支払うことと特に変わりがないものとなっています。時代の変遷と共に、受動的な対応から、能動的な対応へと税の仕組みが広がっていったものと思われます。


倶知安での宿泊税

倶知安町では、観光客を中心とした交流人口を増加させ、魅力あるまちづくりを展開するための施策を実現する財源として、法定外目的税である「宿泊税」の導入を検討してきました。平成30年12月の「倶知安町宿泊税条例」の制定後、宿泊税を新設するため、総務大臣に協議書を提出し協議を行ってきましたが、2019年(平成31年)4月19日、総務大臣の同意を得たため、税の導入が開始されることになりました。


宿泊税に関するQ&A

「宿泊税」に関して、いろいろな質疑応答がなされましたが、現時点において、判別している範囲は以下の点になります。


一般の方に向けて

宿泊税とはどのような税なのか。簡単に言いますと、世界に誇れるリゾート地として発展していくことを目指し、地域の魅力を高めるとともに、観光の振興を図る施策に要する費用に充てるために、倶知安町が独自に導入した法定外目的税となります。 倶知安町内の宿泊施設に宿泊する場合に課税されます。

宿泊税は、何に使われるのか。疑問に思う方も多いかと思われますが、 宿泊税によって得られた税収は、観光客満足度の底上げと再び倶知安を訪れていただくための課題解決のため(域内交通網の整備、ニセコ・羊 蹄山の環境保全・安心・安全なリゾートの形成、観光インフラの整備、新幹線を意識したまちづくり)に使用されることになります。

どのような宿泊施設に泊まった時に、宿泊税がかかるのか、といった点についてですが、基本的には、倶知安町内のすべての宿泊施設への宿泊が対象となります。また、具体的な金額としましては、宿泊料金(食事代や消費税等を除く素泊まりの料金)に 2%を乗じた金額となります。 宿泊料金の大小に関わらず、宿泊料金が発生する場合は、課税されることになります。また、宿泊者の年齢に関わらず、宿泊料金が発生する場合には、すべて課税されます。


宿泊業者に向けて

宿泊税の特別徴収義務者は、旅館業又は住宅宿泊事業の経営者となります。 ただし、旅館業法の許可及び住宅宿泊事業の届出のない施設への宿泊も課税対象となるため、当該施設を経営している方も特別徴収義務者となります。

旅館業の許可を受けた者と実際に経営している者が異なる場合には、旅館業の許可を受けた方(以下「宿泊事業者」といいます。)が特別徴収義務者になりますが、宿泊事業者と実質的経営者が異なる場合や、委託契約等により宿泊施設 経営の決定権が宿泊事業者以外の方にある場合などは、宿泊事業者以外の方で宿泊 税の申告納入に責任を持つ方を本町が特別徴収義務者として個別に指定することが あります。ちなみに、宿泊のない月、すなわち申告すべき税額が0円の場合においても、納入申告書の提出が必要となります。

複数の施設を経営されている場合、申請により合算して申告納入することが可能です。ただし、徴収原簿については、宿泊施設ごとに記載・管理する必要があります。申告の遅れに対しては不申告加算金、納入の遅れに対しては延滞金がかかる場合があります。

宿泊税込で事前決済したお客様が宿泊キャンセルをした場合には、どうなるのか。基本的に、宿泊税は宿泊行為に対して課税されるものです。そのため、キャンセルの場合には宿泊行為がないので返金していただく必要があります。ただし、「宿泊料金」をキャンセル料などの「違約金」として取り扱う場合は課税対象外となります。厳密には、宿泊事業者と宿泊者との取り決めによります。

修学旅行生については、修学旅行で当該宿泊施設に宿泊する旨が記載されている書面を学校から提出していただき、その書面をもって 課税免除となります。ペット(犬や猫)の宿泊は、基本的な考えとして宿泊者ではないため、宿泊料金に含まれませんが、宿泊に係る清掃代やサービス料として宿泊施設が取り扱う場合には宿泊料金に含んでいただくこととなります。

お客様が宿泊税の支払いを拒否した場合ですが、納税の義務があることをご説明いただくとともに、宿泊税の徴収についてもご協力をお願いしています。ちなみに、法令上は、仮に宿泊税が納税されなかった場合は、特別徴収義務者である宿泊事業者が本町に納入した上で、納税拒否をした宿泊者に求償することとなります。


まとめ

・宿泊税の税収は、国際都市東京の魅力を高めるとともに、観光の振興を図る施策に要する費用に充てられる。

・平成30年12月の「倶知安町宿泊税条例」の制定後、2019年(平成31年)4月19日、総務大臣の同意を得たため、税の導入が開始されることになった。

・宿泊税によって得られた税収は、観光客満足度の底上げと再び倶知安を訪れていただくための課題解決のため(域内交通網の整備、ニセコ・羊 蹄山の環境保全・安心・安全なリゾートの形成、観光インフラの整備、新幹線を意識したまちづくり)に使用されることになる。

・具体的な金額としては、宿泊料金(食事代や消費税等を除く素泊まりの料金)に 2%を乗じた金額となり、宿泊料金の大小に関わらず、宿泊料金が発生する場合は、課税されることになります。宿泊者の年齢に関わらず、宿泊料金が発生する場合には、すべて課税されます。

今回は、「知っておくべき!宿泊税のコト!」についてご紹介しました。最後までお読みいただき、有難うございました!


 

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