不動産

 2019.11.20  2020.08.20

何が違うの!?「投資する人」「投資しない人」


何が違うの!?「投資する人」「投資しない人」

投資未経験の方にとっては、「投資」は自分とは関係のないもの、自分の生活とはかけ離れたもの、といったイメージが強くあるかと思います。

では、投資を身近なコトにするには、どうすれば良いのか。まずは、「意識」「手続き」「商品選択」といった3つの心理的なハードルを下げることがスタートになります。

今回は、MUFG資産形成研究所が2018年8月に発表した「金融リテラシー1万人調査の概要」をもとに、【何が違うの!?「投資する人」「投資しない人」】について解説していきます。


投資をスタートするまでの3つの心理的障害とその対策とは

「投資をしている人」と「投資をしていない人」の違いには、どのような点があるのでしょうか。以下では、調査で判明した、「意識」「手続き」「商品選択」についてのハードルとその対応策をお伝えしたいと思います。


意識

まずは「意識」についてです。「ある程度のまとまった資金がないと投資は出来ないのではないか」「専門的な知識が必要なはず」「損をしてしまうのは嫌だ」。

このような意識のハードルへの対応策としましては、「少額・積み立て投資」の効果と方法の理解を深めることが重要となっていきます。また、投資に対して重要なものは、「長期間継続」することであり、貯金と同様に生活の中で誰にでもできると認識することも重要なポイントとなります。


手続き

手続きについてですが、「時間がない」「手続き自体が面倒」といった点がハードルに挙がっています。この点については、インターネットやスマホを活用することで、投資自体がより身近なものになると思われます。


商品選択 

投資商品を決める段階においては、「何に投資すべきか分からない」というハードルが出て来ます。あらかじめリスクの分散がおこなわれている商品であれば、安心して投資できると認識することが重要なポイントとなります。


投資の検討を開始する2つのポイントとは

投資の検討を開始するポイントとしては、2つあります。「現在の利益の追求」と「将来の利益の追求」です。


現在の利益の追求

「現在の利益の追求」とは、今すぐに、目に見える形で利益を出したい商品を選択する場合です。初めて投資する商品においては、不動産等ではなく、国内株式の個別銘柄を選ぶ人が多く見受けられます。また、株主優待など、生活に密着している分かりやすい利益と結びつくと、投資を開始しやすくなります。


将来の利益の追求

上記の「現在お利益の追求」に対して、「将来の利益の追求」とは、主に老後の資産形成に向けたものを指します。長期的な視点で投資を考えることで、預貯金よりも利回りの高い資産運用を目指します。


ライフイベントと投資の関係性とは

子どもの教育や、住宅の購入、老後の生活など、自らのライフイベントについて考えている人は、「資金計画」を検討する傾向にあります。投資自体が、生活とはかけ離れた特別なことといったイメージを持たれがちですが、実際には、「資金計画」の一部なのです。


定年退職に備えて

定年退職に備えて金銭面での準備をしている人は、投資の機会を活用する傾向にあります。定年退職に備えて、「金銭面での事前準備をしていなかった」人のうち、実際に投資したことがあるのは30%にとどまるのに対し、「金銭面での事前準備をしていた」人は、およそ50%が投資した経験があるという結果になっています。


住宅購入や教育費に備えて

住宅購入や教育費に備えている人についても、投資の機会を活用する傾向にあります。住宅購入に対し、「金銭面での事前準備をしていなかった」人のうち、実際に投資したことがあるのは35%にとどまるのに対し、「金銭面での事前準備をしていた」人は、およそ45%が投資した経験があるという結果になっています。

教育費についても同様に、「金銭面での事前準備をしていなかった」人のうち、実際に投資したことがあるのは32%にとどまるのに対し、「金銭面での事前準備をしていた」人は、およそ42%が投資した経験があるという結果になっています。


学習の機会や情報取集と投資の関係性とは

資産形成に関して、学習経験がある人の方が、投資に向かう傾向にあります。本人が自発的にセミナーに参加して学ぶという機会を設ける等しなくても、家族や知人から情報を「受動的」に蹴る場合においても、投資に向かう傾向が高くなります。


学習経験の有無

「学習経験がある」層においては、53.5%が実際に投資を実施したことがあるのに対し、「学習経験がない」層では、投資の実施は26.1%にとどまっています。


投資の際に重視する情報

実際に「投資を実施したことがある」人においては、ウェブサイトや新聞・書籍・雑誌といった「読む」媒体を重視する傾向にあります。金融機関や職場、家族、知人等からの情報提供が投資をスタートするきっかけとはなりますが、「聞く」よりも「読む」媒体の活用が重視されているように見受けられます。


まとめ

  • 投資をスタートするには、「意識」「手続き」「商品選択」といった3つの心理的なハードルがある

  • 子どもの教育や、住宅の購入、老後の生活など、自らのライフイベントについて考えている人は、「資金計画」を検討する傾向にある

  • 「聞く」よりも「読む」媒体の活用が重視されている

今回は、【何が違うの!?「投資する人」「投資しない人」】をご紹介しました。最後までお読みいただき、有難うございました!


 

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